
現在、日本では医師不足が深刻な問題となっています。特に都市部から外れた田舎町では必要な医師人数の僅か40%程度です。
考えられる原因のひとつに、養成学部が都会に存在するということです。
研修等でお世話になった病院や、学校から推薦されて就職する学生が増えています。田舎から出てきた学生も7~8割が都会で就職をしています。
医療業界は全体的に医師が不足していますが、特に小児科と産婦人科の医師不足は年々深刻化しています。仕事の内容が他の科に比べて忙しい・難しいということもあり、なかなか希望者があらわれないのが現状です。
産科の病棟は24時間の勤務になるので、不規則なライフスタイルになってしまうことが敬遠される理由のひとつかと思います。ただし、新しい命に関わることができる唯一の診療科なので、とてもやりがいのある仕事です。
小児科は学校で実習に行く前は、人気のある診療科です。何故希望者が激減するのかというと、それは「親」の存在です。自分の大切な子どものことになると、周りが見えなくなる親が多数います。医師は一生懸命治療をしますが、希望と違うと頭に血が上って暴言を吐かれることも少なくありません。子どもと関わることよりも、親と関わりたくないと思う学生が増えるようです。